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NEWS 2016 4/1

4月12日から30日まで「絵画/空間演出/モノクローム 小作志野展」を開催致します。

 作家の小作志野(1964年東京生まれ)は、1998年のVOCA展への出品作から一貫してモデルのポートレイト、または自身の手を撮影した素材をもとに暗室作業によって、また近年はデジタル化しコンピュータに取り込むことによって絵画制作と同様に複雑な手作業を介在させることでユニークな平面作品を制作しております。

 同時にデジタル化によって大出力サイズの作品を空間演出装置として意識することにより、絵画が本来持つ外向きの力を実感出来る作品制作を目指し、一方で小さなサイズの作品は住空間の中での演出装置として捉えるなど、同じシリーズの作品ながら多様な可能性を試みています。

 しかしその出力サイズや展示される空間に拘らず、彼女の作品は極度に抑制された表現のなかにこそ生まれる静謐な緊張感と、写真と絵画の領域を横断的に行き来することで生まれる新たな平面作品の表現性が最大の特徴のように思われます。

 是非この機会にご高覧下さいますようお願い申し上げます。

 <作家コメント>

 本展覧会に展示する「te」のシリーズ作品は、”黒い背景に手”という一見すると実にシンプルな作品です。モノクロですから色彩すらありません。しかし、平面の可能性の探求や制作過程の複雑さ、シリーズ制作を通じての思いの変化や、展開の多様性など、簡単には書ききれない内容を含んでいます。

 本展覧会では特に、本作が持つ”平面作品と空間の様々なありかた”を体感していただけるものと思っております。これは、展示会場となるRED AND BLUE GALLERYの空間の性質により、凝縮して実現可能となる展示です。壁に展示される平面作品は、鑑賞者との関係ひとつ取っても実に多くの可能性を秘めていることを、見ることにより探求していただければ幸いです。

 <略歴>

1964  東京に生まれる。

1983  東京都都立芸術高校 美術科 絵画科(油画)卒

1990  東京芸術大学 美術学部 絵画科 油画科専攻 卒業

1992   同大学 大学院 美術研究科 版画科 修了

1992~93    同大学 美術学部 工芸科 金工専攻 鍛金科 研究生

1997~2006 同大学  芸術情報センター 非常勤講師 (コンピュータリテラシー・CG)

<主な展覧会>

1995「個展」写真 ⁄ 人物 ギャラリー イン ザ ブルー(宇都宮)

1996「個展」写真 ⁄ 人物2 工房 “親”(東京 恵比寿)

1997「個展」写真 ⁄ 人物3 工房 “親”(東京 恵比寿)

1998「個展」写真 ⁄ 人物4 ギャラリー工房 “親”(東京 恵比寿)   VOCA展’98(上野の森美術館)

1999「個展」<幾つかの試み>ギャラリー イン ザ ブルー(宇都宮)

2002「環境芸術学会 作品発表展覧会」淡路景観園芸学校(淡路島)

2005「個展」<手>ギャラリー イン ザ ブルー(宇都宮)

      「環境芸術学会 作品発表展覧会」札幌メディアパーク ⁄ スピカ(札幌)

2007「個展」<手2>巷房(東京 銀座)

2008  環境芸術学会 第9回大会「研究発表」「エキジビション」東京藝術大学大      学院映像研究科    新港校舎(横浜)

2009「個展」<手3>巷房・2(東京 銀座)

   「個展」<手2007-2009>ギャラリー・イン・ザ・ブルー (宇都宮)

   「個展」<手2007-2009>現代HEIGHTS Gallery Den (東京 北沢)

2011「個展」<手4>ギャラリー巷房・2(東京 銀座)

2012「開廊20周年記念展」ギャラリー・イン・ザ・ブルー (宇都宮)

2014「個展」<手5>ギャラリー巷房・2(東京 銀座)